日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版は受験のバイブルですが
確認問題に解説がないため
どうしてこの答えなのか分からない
という声を複数頂きました。
わかりました。やりましょう。
この記事で難しい確認問題を解説します。
問題をここに載せることは著作権侵害となりますので、
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解説について
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では行きましょう。
194ページです。
- ①動詞のグループが知りたいときは「ない形」にする
- ②名詞と形容詞を見分ける時は後ろに名詞をつけてみる。
- ③属性形容詞と感情形容詞
- ④現場指示と文脈指示
- ⑤情態副詞、程度副詞、陳述副詞
- ⑥格助詞、取り立て助詞、並列助詞、接続助詞、終助詞、複合格助詞
- 1-4 言語の構造
- 1-5 語用論的規範
- 1-6 言語の類型と世界の諸言語
- 1-7 文字と表記、日本語史
- 2-1 言語教育法・実技
- 2-2 評価
- 2-3 異文化間教育・コミュニケーション教育
- 2-4 言語教育と情報
- 3-1 言語知識の獲得と理解の過程
- 3-2 言語習得・発達
- 4-1 異文化コミュニケーションと社会
- 4-2 社会言語学
- 5-1 日本語教育事情
- 5-2 日本語教育史
- 6-1 音声の基本
- 6-2 五十音図の発達
- 6-3 検定試験の音声問題
- 7-1 記述力を磨く
①動詞のグループが知りたいときは「ない形」にする
「anai」は1グループ
「inai」「enai」は2グループ
「しない」「来ない」は3グループ
(1)咲かない→「anai」なので1グループ
(2)こわさない→「anai」なので1グループ
(3)ほめない→「enai」なので2グループ
(4)しないは3グループ
(5)帰らない→「anai」なので1グループ
(6)来ないは3グループ
(7)にない→「inai」なので2グループ
②名詞と形容詞を見分ける時は後ろに名詞をつけてみる。
〇の名詞→〇=名詞
〇な名詞→〇=ナ形容詞
〇い名詞→〇=イ形容詞
(1)元気な人→ナ形容詞
(2)無実の人→名詞
(3)親切な人→ナ形容詞
(4)不安な人→ナ形容詞
(5)日本製の車→名詞
③属性形容詞と感情形容詞
属性形容詞は客観的、他の人もそう思う
感情形容詞は主観的、その人がそう思う
(1)目がかゆいのはその人→感情形容詞
(2)数学が苦手なのはその人→感情形容詞
(3)店の雰囲気が華やかなのは他の人が見てもそう→属性形容詞
(4)式典の雰囲気が重々しいのは他の人が見てもそう→属性形容詞
(5)寝不足で太陽がまぶしいのはその人→感情形容詞
④現場指示と文脈指示
現場指示は、そこにあるもの
文脈指示は、そこにないもの
(1)この菓子はそこにある→現場指示
(2)「それ…話」はそこにない→文脈指示
(3)その服はそこにある→現場指示
(4)鞄がある「あそこ」はそこにある→現場指示
(5)「あの約束」はそこにない→文脈指示
⑤情態副詞、程度副詞、陳述副詞
情態副詞は、動詞を詳しく。
程度副詞は、程度はどのレベル?
陳述副詞は、打消し、推量、仮定のセット
(1)おそらく彼は来ないだろう→「おそらく~だろう」推量のセット→陳述副詞
(2)ぐっすり眠れた→「眠れた」という動詞を詳しく「ぐっすり眠れた」→情態副詞
(3)隣の教室はがやがやしている→「している」という動詞を詳しく「がやがやしている」→情態副詞
(4)空がぴかっと光った→「光った」という動詞を詳しく「ぴかっと光った」→情態副詞
(5)このラーメンはかなりおいしい→「おいしい」の程度はどのぐらい「かなり」→程度副詞
(6)もし行けたら行く→「もし~たら」仮定のセット→陳述副詞
⑥格助詞、取り立て助詞、並列助詞、接続助詞、終助詞、複合格助詞
格助詞は、名詞について名詞が述語とどんな関係か
取り立て助詞は、文に明示されていない意味がある
並列助詞は、対等な関係、順番を入れ替えても大丈夫
接続助詞は、文を接続して1文にする
終助詞は、文の最後で気持ちを表す
複合格助詞は、複合して格助詞の働き
(1)「と」+「して(するのテ形)」複合している→複合格助詞
(2)「9時」という名詞について、述語「出かける」との関係を表してる(出かける時間)→格助詞
(3)文の最後について気持ちを表している→終助詞
(4)「春になる」「花が咲く」2ぶの文を接続して1文にしている→接続助詞
(5)消しゴムと鉛筆、順番を入れ替えても大丈夫→並列助詞
(6)「勉強以外はしない」という文に明示されていない意味がある→取り立て助詞
1-4 言語の構造
1-5 語用論的規範
1-6 言語の類型と世界の諸言語
⑬
「修飾語」とは、その語を詳しく説明する語
ここでは、名詞の修飾語なので、「名詞を詳しく説明する語」
例えば、「猫」という名詞を詳しく説明してみましょう。
・猫
・小さい猫
・きれいな猫
・Cさんの猫
・長靴を履いた猫
下線部が、猫を詳しく説明していますね。
だから下線部が修飾語です。
日本語では名詞の修飾語はいつも前に来ます。
なので日本語は「修飾語+名詞」です。
英語は「修飾語+名詞」と「名詞+修飾語」のどちらもあります。
・「修飾語+名詞」
a little cat(小さい猫)
・「名詞+修飾語」
Puss in Boots(長靴を履いた猫 ※「Puss」は口語で「猫」)
ベトナム語も「修飾語+名詞」になります。
mèo nhỏ(小さい猫 ※「mèo」は「猫」、「nhỏ」は「小さい」)
よって、答えは英語とベトナム語です。