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呼応とコロケーションの違いとは【コノテーションとコンタミネーションとの違い】

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コロケーションとは?

コロケーションとは、自然な語の組み合わせのこと。

英語は、collocation

コロケーションの例

・「風邪を」と「引く」

・「傘を」と「さす」

・「サッカーを」と「する」「見る」

・「プラモデルを」と「作る」「組み立てる」「買う」

コロケーションに関するオススメの本

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本書は初級で使われる93の文法項目について「ある文法項目と一緒に、こういう動詞がよく使われる」という指標を示し、その用法・意味を、例文とともに丁寧に解説。

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初級の授業で教案を作る時、新しい文法の導入で、「この文法はどんな動詞と一緒に使われるのだろう?」という疑問を解消するためによく使いました。この本を見れば、日本語教科書の例文が現実の使用実態とは異なることがよくわかります。

本当に使える日本語を教えたいと思っている先生には必須の本です。

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コノテーションとは

コロケーションを選ぶ問題が出る時は紛らわしい言葉が一緒に登場することがあるのでここで整理しておきます。

コノテーションとは、言外の意味、含意。

英語は、connotation

反対に文字通りの直接的な意味をデノテーションと言います。

英語は、denotation

コノテーションとデノテーションの例

「バナナ」と言ったとき、「バナナ」そのものがデノテーション。

「黄色」などバナナからイメージされる言外のものがコノケーションです。

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コンタミネーションとは

コンタミネーションとは、食品製造や実験現場での異物混入

最近だとモデルナ製ワクチンに異物が混入していて話題になりましたね。

あれがコンタミネーションです。

英語では、contamination

言語学のコンタミネーションとは、意味の似た2つの語が混ざり合って新しい語ができること。混成(こんせい)。混交(こんこう)とも。

コンタミネーションによってできた語のことを、かばん語混成語混交語合成語などと言います。

言語学のコンタミネーションの例

ネオ方言

・「やぶる」+「さく」→「やぶく」

・「とらえる」+「つかまえる」→「とらまえる」

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呼応とは

呼応とは、呼びかけに応じること。上にある種の語があると、下で一定の語や言い方が必要になること。

例)「しか」を使ったら「ない」も使わないといけない

・冷蔵庫に卵しかない

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呼応とコロケーションの違いとは?

コロケーションは習慣的な語の組み合わせのこと。呼応は必要な語や言い方のこと。

例えば、「雨」に使われる動詞は「降る」(コロケーション)だが、「雨」を使う時に「降る」が必要というわけではない(呼応はしない)。コロケーションはよくある組み合わせのこと。

コロケーションの例)「雨」+「降る」

呼応の例)「しか」+「ない」

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コロケーションが出題された日本語教育能力検定試験の過去問

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題3D(19)【「雨が降ってきたので傘を使った」という表現で考えることは?】

平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問2【コロケーションの例】

平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題5問3選択肢4【コロケーションに関わる不適切さ】

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