私も含め、ほとんどの合格者が愛用しており、購入をおすすめしている日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド、通称赤本、赤い本の最新版が発売されました!
現在、Amazonの日本語教育能力検定試験部門で第1位です。
いやー、待ちましたよ。
第3版が、2014年2月18日
第4版が、2017年2月17日
発売でしたので、第五版は去年来るだろうと期待して待っていました。
待ちきれず出版社にも問い合わせたのですが、去年は来ず。
4年ぶりについに今年登場しました。
第5版が、2019年2月19日
この記事では、第4版と第5版の違いを検証して
第4版を持っている人が第5版を買う必要があるのか検討したいと思います。
ページ数が違います
第4版は、519ページ
第5版は、567ページ
かなり増えていますね。
何が増えたのでしょうか?
裏表紙に本書の内容が書いてあります。
左が第4版、右が第5版
第1部 言語一般
第2部 言語と教育
第6部 音声分野
これらの項目の内容が増えています。
ほとんど書き直されています!
表紙には「最近の動向にあわせ大幅リニューアル」とあるので、各部の最初のページを見比べてみました。
第1部の最初のページを比較
第1部【言語一般】
始まりが全然違います!
左が第4版、右が第5版
第2部の最初のページを比較
第2部【言語と教育】
世界の日本語学習者に関する情報がアップデートされています
2016年⇒2018年
360万人⇒380万人
左が第4版、右が第5版
第3部の最初のページを比較
第3部【言語と心理】
左が第4版、右が第5版
第4部の最初のページを比較
第4部【言語と社会】も始まりが違います。
第4版は「対人コミュニケーション」から
第5版は「異文化コミュニケーション」から
左が第4版、右が第5版
第5部の最初のページを比較
第5部【社会・文化・地域】
最新の2019年の情報にアップデートされています!
2019年に法律が施行された『特定技能』の在留資格に関する情報が追加されています。
『特定技能』に関しては今後の日本語教育能力検定試験で出題される可能性が高いですから要チェックです。
左が第4版、右が第5版
第6部の最初のページを比較
第6部【音声分野】も始まりが違います。
左が第4版、右が第5版
第7部の最初のページを比較
第7部【記述問題】は同じに見えます。
左が第4版、右が第5版
何ということでしょう。
第7部以外は全て書き直されています!
だから4年かかったのでしょうか。
大変な作業だったと思いますよ。
ありがたいことです。
「最近の動向にあわせ大幅リニューアル」という売り文句に偽りなし!
もはや別の本と言ってもいいかもしれません。
『検定試験の音声問題』が追加されています!
苦手な方が多い試験Ⅱの音声問題について、新たな項目が追加されています。
505ページからの『検定試験の音声問題』という項目
試験Ⅱの問題1から問題6までについて
解くためのヒントが書かれています。
第四版にはありませんでした。
これは聴解問題が苦手な人にはありがたいですね。
あまりお見せすると引用の範囲を超えて著作権法上問題になってしまいますので
ここではお見せできませんが。
気になる方は、ぜひ書店で確かめてみてください。
書店で確かめるまでもなく買いだ!
という方は下のリンク(Amazon or 楽天)から買うことができます。
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版は買うべきか?
買いです。
まだ赤本(日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド)を持っていない人は当然、買いの一択ですが
すでに日本語教育能力検定試験完全攻略ガイドの第4版を持っている人でも
買うことをおすすめします。
理由1:今年の時事問題に対応できる
日本語教育能力検定試験では時事問題が出題されます。
第4版だと最新の情報ではないため、逐一グーグル先生にお尋ねして最新の情報を入手しなければなりません。
ですが第5版は
本日、誕生したばかりの出来立てほやほやです。新しい本の香りがします。
今年出そうな時事問題に関する情報がそのまま載っています。
日本語教育能力検定試験は範囲が膨大です。
勉強は時間との勝負です。
第5版には書いてあることを、いちいち調べなければいけないというのは時間がもったいないです。
理由2:『検定試験の音声問題』が追加されている
前述の通り、第6部【音声分野】に『検定試験の音声問題』という項目が追加されています。
量は多くありませんが、うれしい追加です。
理由3:大幅リニューアルされている
各部の最初のページをみたら、別の本から思うぐらい変わっていました。
ほとんど内容が同じであれば買うのを躊躇してしまいますが
ここまで変わっていたら、別の本だと思って買っちゃいます!
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイドは唯一無二のテキストでライバルがいません。
ですから、情報のアップデート程度で第5版を出してもたくさん売れただろうに。
ここまで大幅リニューアルしてくるとは…。
「さすがですね」
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版を一人で読むのはつらいという方へ
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版は、「検定試験対策の決定版」であり、日本語教育能力検定試験の膨大な範囲が網羅されている最高のテキストであることは間違いありません。
ですが、問題もあります。
知識は網羅されていますが、ストーリー性がないので、読んでいて面白い本ではありません。
知識ゼロで独学を始めた人にとっては、見たことのない用語も多く、頭がすぐに疲れます。
私も初めて日本語教育能力検定試験を受験した2016年
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版をはじめから一人で読み込もうと思って挫折しました。
ぶ厚くて情報が多すぎて心が折れちゃいます。
そこで提案です。
一緒に読みませんか?
YouTubeメンバーシップ【ハマゼミ+】では
月曜日と木曜日に
過去問を徹底研究して日本語教育能力検定試験合格と日本語教師の仕事につなげる動画
を出していますが
このたび
「メンバー100人突破」及び「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版の発売」を記念して
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版を一緒に読み込んで合格を目指そう動画
を始めることにしました。
要は
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版を使って講義をする
ということです。
参加ご希望の方は
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版をご購入の上
下記のリンクから【ハマゼミ+】のメンバーになってください。
動画の配信は毎週日曜日(3月7日スタート予定)。
私のYouTubeメンバーシップは【ハマゼミ】と【ハマゼミ+】がありますが
日本語教育能力検定試験に特化しているのは
990円の【ハマゼミ+】のほうなのでお気をつけください。