間接発話行為とは?
間接発話行為とは、話し手の発話意図が間接的に聞き手に伝わること。
例)クーラーを消してほしいときに「クーラー消して」というのではなく「ちょっと寒いね」と言ってクーラーを消してもらう。
間接発話行為とは、一つの発語内行為が別の発語内行為を遂行するもの( 平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題4)。
間接発話行為の例
A:時計、持ってますか。
B:ええと、今10時ですよ。
(以上は令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題12問2)
A:時計お持ちですか。
B:あ、えーと…5時5分前です。
(以上は平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題14問4)
・棚の上の物を友達に取ってもらいたいとき、「あそこの棚届く?」と聞く(平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問1)。
間接発話行為が登場した日本語教育能力検定試験の過去問
・令和2年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題3問2【ある特定の状況においては命題的意味とは別の発話の力を発揮する例】
・令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題12問2【間接発話行為の例】
・平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問1【間接的表現の例】
・平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題14問4【聞き手は話し手の含意を理解して応答する例】
・平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題4問3【間接発話行為の例】問4【間接発話行為で発話の意図がうまく伝わらなかった例】