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(16)の解き方
文は
客観と
主観
例)あれは猫に違いない。
客観 主観
例)あれは猫に違いない。
客観 主観
命題 モダリティ
①認識的モダリティ
(エピステミックモダリティ)
と
②拘束的モダリティ
(デオンティックモダリティ)
①認識的モダリティは
真偽を判断するモダリティ
①真偽を判断するモダリティ
例)
たぶん彼は猫が好きだろう。
彼は猫が好きにちがいない。
彼は猫が好きなはずだ。
彼は猫が好きかもしれない。
②拘束的モダリティは
義務や許可を表す
②義務や許可を表すモダリティ
例)
手を洗わなくてはけない。
猫をだっこしてもいいです。
1.べきだ:拘束
2.のだ:拘束からの免除
3.なさい:拘束
4.まい:真偽
よって、答えは4
(17)の解き方
「にちがいない」直観
「はずだ」論理
直観
〇彼に初めて会った時、
猫好きにちがいないと思った。
?彼に初めて会った時、
猫好きのはずだと思った。
論理
「彼は獣医なんだって」
〇「あー、どうりで動物に詳しいはずだね。
「彼は獣医なんだって」
?「あー、どうりで動物に詳しいに違いないね」
よって、答えは2
(18)の解き方
述部の認識的モダリティに対して働く副詞
↓
陳述副詞
副詞は、動詞や形容詞を詳しく説明
①情態副詞
動作を詳しく説明
例)ゆっくり食べる
②程度副詞
程度を表す(どのぐらい?)
例)めったに食べない
③陳述副詞
話し手の気持ちを表す例)まさか、行かないよね。
1.めったに:程度
2.どうやら:陳述
3.まさか:陳述
4.きっと:陳述
よって、答えは1
(19)の解き方
各選択肢の例外を具体的に考えます。
拘束的モダリティの例として(20)に表がありますのでこれを使います。
「なくていい」「ほうがいい」「てもいい」「なくてはいけない」
選択肢1「話し手自身の行為の意向を表せない」
→話し手自身の行為の意向を表す文を作ります。
例)そろそろ行かなくてはいけない。
話し手自身の意向を表すことができたため選択肢1は×
選択肢2「ル形とタ形のテンス対立を持たない」
そもそも「ル形とタ形のテンス対立」とは?
→「食べる」「食べた」のように現在も過去も使えるということ。
どちらも使えるモダリティの例)「食べるにちがいない」「食べたに違いにない」
→「ちがいない」は「ル形とタ形のテンス対立」を持つといえる。
拘束的モダリティはどうか?
ル形:食べるなくてはいけない×
タ形:食べたなくてはいけない×
食べなくてはいけない〇
※「~するほうがいい」「~したほうがいい」だとル形とタ形どちらも入るのでは?
という質問を頂きましたが、上の表現はどちらもこれからの行動(未来)を拘束しています。タ形ですが過去ではありません。なので、テンスの対立を持たないと言えます。
選択肢3「述語構造において、認識的モダリティに後続する」とは?
→「認識的モダリティ(はずだ)」の後に「拘束的モダリティ(てもいい)」くるということ。
・このケーキは食べてはずだてもいい×
・このケーキは食べてもいいはずだ○
拘束的モダリティは後ろにくるのではなく前にきます。
①拘束的モダリティ②認識的モダリティの順です。
選択肢4「二人称でなければならない」
→一人称の例を考えます。
例)私はそろそろ行かなくては(いけない)。
一人称も可
よって、答えは2
(20)の解き方
なくていい:許可 勉強しなくていい
てもいい:許可 勉強してもいい
なくてはいけない:必要 勉強しなくてはいけない
ほうがいい:必要 勉強した方がいい
よって、答えは4