前回の【海外】日本語教師の国別求人数ランキングに続いて、今回は各国の給料の平均値を算出しました。調査対象は前回記載したとおりです。
給料の記載に幅がある求人は最低限の額で算定していますが、試用期間(研修期間)に別途の月収が定められている場合は、試用期間後の月給の最低額で算定しています。時給の記載しかない求人は除外しました。
待遇が一番良い求人はベトナム
1位 韓国 15万7013円
ダントツです。
韓国の日本語教師求人だけ月給20万超えがありました。
ですが、下記リンク先のグラフを見てください。
海外日本語教師求人の給料ランキングに登場する各国のGDPを比較したグラフです。3位のチリと比較しても韓国のGDPは倍近いんですね。
であれば、給料が一位なのも当然です。
なお、台湾はGoogle様に国と認められていないので、上記のグラフには存在しません。台湾の2015年一人あたり名目GDPは22,263.08なので、韓国に続いて2位になります。
2位 中国 10万2876円
中国の一人あたりGDPは7位なのに、日本語教師求人の月給は2位です。中国は求人数がベトナムに次いで多いので、日本語教師の需要が高く、給料も高くなるようです。御飯もお茶も美味しいし、中国いいかも。
3位 マレーシア 9万2455円
マレーシアの一人あたりGDPは4位で、日本語教師の求人月給も3位です。若干お買い得です。
4位 ベトナム 9万834円
ベトナムの一人あたりGDPは10位なのに、給料は4位です。3位のマレーシアともほとんど変わりません。日本語教師の求人数がダントツだったように、ベトナムでは日本語教師の需要がとても高いので、給料も高めになっています。ベトナム料理は美味しいですし、ベトナムで日本語教師、良さそうです。
個人的には生のアオザイが見たい。
台湾の待遇は意外に悪い
5位 台湾 8万7693円
台湾の一人あたりGDPは2位ですが、日本語教師の求人月給は5位です。日本に近く温暖で、御飯は美味しく親日的。というわけで日本語教師にも人気があるのでしょうか。供給が多いから給料が下がるのかも。私も一度、台湾に行ってみたいです。でも日本語教師として行くのはお勧めできないかも。
6位 チリ 8万5723円
チリの一人あたりGDPは3位ですが、日本語教師の求人月給は6位です。アジア以外で日本語教師をやる場合、給料が低くなる傾向があります。
7位 タイ 8万3452円
タイの一人あたりGDPは8位で、日本語教師の求人月給は7位です。順当です。
8位 ミャンマー 7万8540円
ミャンマーの一人あたりGDPは12位の最下位ですが、給料は8位と頑張っています。ミャンマーは数年前に民主化されるまでは閉鎖的な国で発展が遅れていました。行きたい日本語教師も少ないのでしょう。他のアジアの国に比べると日本料理店なども少なそうで、暮らしやすさという点ではマイナスかもしれません。ですが逆に考えれば、これから発展していく国ですからチャンスも多いはず!
アジア以外の求人は条件が厳しい
9位 インド 6万2610円
インドの一人あたりGDPは11位ですが、日本語教師の求人月給は9位です。インドといてば、一時期強姦事件のニュースがいくつも話題になっていたのを覚えています。ちょっと怖いイメージ。日本語教師は女性が多いですから、インドは人気があまりないのかもしれません。
10位 フィリピン 6万1509円
フィリピンの一人あたりGDPは9位ですが、日本語教師の求人月給は10位です。順当ですな。
11位 メキシコ 3万7604円
メキシコの一人あたりGDPは6位ですが、日本語教師の求人月給は11位ですが、生活するのが大変そう。
12位 ロシア 3万5974円
ロシアの一人あたりGDPは5位ですが、日本語教師の求人月給は12位の最下位です。厳しい気候で冬はとても寒いと聞きますが、懐も寒いようです。
2016/11/10 19:07:36