問1の解き方
「初級の段階」とあるのに
選択肢を見ると
2以外は明らかに言葉が難しい。初級じゃない。
ですが、解説なので各選択肢を丁寧に見ます。
選択肢1
「いらっしゃいました」は敬語
丁寧体は「です・ます」
普通体は「だ・である」
敬語とは違う
選択肢2
ありがとうございます:丁寧体
ありがとう:普通体
選択肢3
召し上がります:敬語
丁寧体と普通体の違いじゃない
選択肢4
「つまらないものですが」とプレゼントを卑下するのは、丁寧体と普通体の違いではない。
「つまらないものですが、どうぞ」:丁寧体
「お土産です。どうぞ」:丁寧体
よって、答えは2
問2の解き方
発話が丁寧すぎて、相手に違和感を与える場面を探します。
選択肢4
親しいクラスメートに「くださいませんか」という敬語を使うのは丁寧すぎて、違和感を与えます。
よって、答えは4
問3の解き方
「スタイルの使い分け」という言葉がわからなくても、ヒントがあります。
この文章は何に関する文章か、1行目に書いてあります。
「丁寧体と普通体の違い」
これを知るために
「スタイルの使い分けについても学ぶ必要がある」
と書かれています。
つまり
「スタイルの使い分け」=丁寧体と普通体の使い分け
とわかります。
各選択肢を見ます。
選択肢1
性の違いによる話し方の違いであり、丁寧体と普通体の使い分けではありません。
選択肢2
立論する側と反ばくする側の言い方の違いであり、丁寧体と普通体の使い分けではありません。
選択肢3
尊敬語と謙譲語の確認は、丁寧体と普通体の使い分けではありません。
選択肢4
会社での会議:丁寧体
家庭内の雑談:普通体
丁寧体は「会社での会議」、家庭内の雑談は「普通体」という使い分けが学べます。
よって、答えは4
問4の解き方
待遇表現とは、普通体で話したり、丁寧体で話したり、敬語で話したり、相手に応じた表現のこと。
各選択肢を見ます。
選択肢1
「先生は英語が話せますか?」
丁寧に言われても、目上の人に能力を問う質問は、失礼に感じます。
選択肢2
日本では、年上の行為であっても、ウチ・ソトの関係によっては、敬語で話さない。
例)父の行為には敬語を使わない。
選択肢3
自称詞とは、自分を称する言葉。「俺」「私」「僕」「おいら」など。
19歳の自分は友達と話すときは「俺」
アルバイトでは「私」
を使っていました。
日本語の自称詞は、場面や相手との人間関係によって変えます。
選択肢4
うるさい人に対して丁寧に文句を言うときのことを考えます?
「すみませんが、すこし、静かにしていただけませんか」
「ていただけませんか」は依頼表現です。
例)「お金を貸していただけませんか」
よって、答えは2
問5の解き方
ロールプレイとは何か?
考えながら各選択肢をチェックします。
選択肢1
ロールプレイとは、ロール(役)をプレイ(演じる)
役を演じること
会話相手のせりふも書いてあったら
それは台本の読み上げです。
会話練習のロールプレイでは、役になり切って、その人だったら言いそうな言葉で答えます。
選択肢2
「誤解しないように」書くのであれば、勉強中の日本語よりも、母語などすでに使える言語で書いた方がいいです。特に「初級」の場合は日本語だとわからない可能性が高いですね。
選択肢3
上級だと役割さえ与えられれば言葉が出てきますが、
初級だと何といえばいいのか知識がない場合も多いです。
そのため
上級は会話の自由度を高くしたり
初級はモデル会話や最初のやり取りを決めて、自由度を低くしたりします。
選択肢4
ロールプレイでは、使う言葉は自分で選びます。どんな文型を使うか、どんな順番で使うかを決めてしまったらロールプレイではありません。
よって、答えは3